DxO PureRAW 比較テスト編

PC関連

前回は、使い方の解説をした。

DxO PureRAWの基本的な使い方
DxO PureRAW。これまでのRAW現像ソフトとは一線を画すこのソフトの体験版ダウンロード方法、インストールの仕方、使い方を画像付きで解説してみました。

今回は出力した画像の結果を見ていきたい。

解像感

 

以下のサンプルは上の画像のマゼンタ色の枠を等倍で切り出したものである。

 

  • 1番目 撮って出し。と言ってもRAW+JPGのJPGである。圧縮率も高く、画質的には不利。
  • 2番目 DxO HQ ノイズが気にならないはずなのでHQ。ここからACRやLRでシャープを上げる事は出来るが、ウニョウニョ感が出て不自然になりやすいので、スマートシャープ推奨。
  • 3番目 過去にACRとPsで詰めたものを比較として持ち出した。

 

ノイズ除去

高感度があまり強くない古めのカメラのISO 8000でテスト。
等倍イメージを800×600でクロップした。

  • ① Adobe Camera Raw(ACR)で輝度ノイズ50、カラーノイズ25、シャープネス50で出力した。
  • ② PureRAW HQで出力。輝度ノイズは残る。ACR輝度ノイズ35位の印象だ。
  • ③ PureRAW PRIMEで出力。輝度ノイズを減らしている。
  • ④ PureRAW DeepPRIMEで出力。PCのディスプレイで等倍で確認すると”やり過ぎ”にも感じるが、部分的に鑑賞する方向性ではなく全体で見る場合に有効だろうか。

リサイズした場合の印象

基本的に画像を等倍で公開する機会は少ない。適度にリサイズしたものを見てみよう。

以下は上記の画像と同じ条件で出力した6000×4000を3000×2000にリサイズして切り出したものである。

輝度ノイズが目立っていたものも、気にならない程度になった。

ACR→HQ→PRIME→DeepPRIMEと見ていくとクリア感が増していくように感じる。
等倍では”やりすぎ”と感じたDeepPRIMEもこれで良いと思えるような描写だ。
部分的な切り出しなので全体を見るより分かりづらいが街路樹の描写に鮮鋭感がある。

印象

光学モジュール

シャープネスを上げたのとはまた違った、ハッキリクッキリ方向。

パラメータがなく、効きは弱めることが出来ない。
キツイと感じた場合は光学モジュールを適用させないという回避策となる。

シャープネスというより回折補正機能のオンオフという感じなのだろう。

ノイズ除去

HQは従来からアルゴリズムで効き目が弱いが自然な描写。
逆に言えば他のソフトウェアと似たようなものなので存在理由が問われるかもしれない。

DeepPRIMEは近年のハイエンドスマホの夜景の印象に近い。
細部を活かす方向性ではなく全体で見る場合に有効に思える。
高ISOの曖昧になりがちな輪郭が強調されるので見やすくなる。
若い世代に好まれるのではないだろうか。

等倍で公開する機会は少ない。
DeepPRIMEで処理して適度にリサイズがする使い方を試してみて欲しい。

どの方式を選択するかは好みと使い方の問題である。
シーンや出力サイズによってはDeepPRIMEが良いと思えるときもあれば
HQの方が自然だと思うこともあるだろう。

気になる点

ファイル形式

写真を扱うのだからコントラストや色味など調整が必要になる事は多いが、
出力をDNGとJPEGに限定しているのは制限でしかない。

出力されたDNGは既にデモザイクされたものなのだから、必ずしもDNGである必要性はなく、
TIFFという選択肢があった方が汎用性が高かったと思う。

ファイルサイズの肥大化

2400万画素のRAW 24MB ISO8000の画像をノイズ除去テストした結果の例。
86MB(DeepPRIME) 88.4MB(PRIME) 99.1MB(HQ)と3倍以上に膨れあがった。
デモザイクされたら1画素にRGBそれぞれのデータを内包するので当然ではあるが肥大化する。

注意点

PureRAWが出力したDNGはデモザイク済みのものなのでRAWファイルではない
保存するより中間ファイルとして扱う事になるだろう。
よって、元のRAWを捨てるべきではない。

個人的な評価

率直な印象を述べると光学補正よりDeepPRIMEに価値があると感じる。

光学モジュールによるシャープ感は独特だ。
正直に言うとACRやPsで詰めていったときシャープ感の方が好みである。
DNGから更に別ソフトでシャープネスを上げるという手段もあるが不自然になる事が多かったので
今回の画像には採用しなかった。

ノイズ処理は唯一無二と言えるものがあり、特にDeepPRIMEがハマるシーンがある。
特に都会の夜景などには強力なツールとなりそうだ。

 

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